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住宅ローンの金利種類って何がある?比較のポイントや選び方も解説

ノウハウ

大江 健治

筆者 大江 健治

不動産キャリア20年

不動産歴25年、寝屋川市・枚方市を中心に京阪エリアで不動産売買業を営んでおります。
不動産売買取引件数1,500件以上で培った知識とノウハウで不動産の購入・売却・住宅ローン、どんなことでもお客様にとって
最善をご提案いたします。是非ご相談下さい。

住宅ローンの利用を検討している方にとって、「どの金利タイプを選ぶべきか」は大きな悩みの一つです。将来の返済額はどう変わるのか、安心して借りるにはどうすればよいのか、不安に感じている方も多いことでしょう。この記事では、変動金利・当初固定金利・全期間固定金利といった代表的な金利の種類と、その違いについて分かりやすく解説します。また、それぞれの比較ポイントや選び方のヒントもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

住宅ローンの金利の種類とは(変動金利・当初固定金利・全期間固定金利)

はじめて住宅ローンを利用する方にとって、まず知っておきたいのが金利のタイプです。日本では主に「変動金利」「当初固定金利(三年・五年・十年など一定期間固定のタイプ)」、そして「全期間固定金利」の三種類があり、それぞれ特徴が異なります。

まず「変動金利」は、借入後に市場の金利動向に合わせて、通常は半年ごとに金利が見直される仕組みです。借入時点では金利が低く抑えられていることが多く、家計にやさしい反面、将来金利が上昇すると返済額が増えるリスクがあります。現在も多くの方が選んでいる理由は、まず月々の負担を軽く抑えたいというニーズに合いやすいためです。

次に「当初固定金利」は、最初の数年(たとえば三年・五年・十年)だけ金利が固定されるタイプです。固定期間中は返済額が安定し、その後は変動金利に切り替わるか、再度固定金利を選択することになります。中長期にわたる計画がしやすく、変動に備えながら一定の安心も得られます。ただし、固定期間終了後の金利上昇には注意が必要です。

最後に「全期間固定金利」は、借入から完済まで金利が一切変わらないタイプです。毎月の返済額が最初から最後まで同じなので家計の見通しが立てやすく、将来の金利変動の影響を受けません。長期的な安定を重視する方に選ばれますが、金利水準は変動金利や当初固定より高めに設定されることが一般的です。

ここまでの特徴をわかりやすく整理すると、以下のようになります。

金利タイプ特徴向いている方
変動金利借入時の金利が低いが、半年ごとに金利が変動する可能性あり月々の支払いを抑えたい方、金利動向に対応できる方
当初固定金利一定期間だけ金利が固定、その後は変動または再選択まず数年間は安定させたい方、将来の見直しも視野に入れている方
全期間固定金利借入から返済完了まで金利が変わらないため安心将来の金利上昇を避けたい方、家計の計画性を重視する方

これらの金利タイプにはそれぞれ長所と短所があります。次の見出しでは、それぞれのメリット・デメリットをより丁寧にご紹介します。

各金利タイプの比較ポイント(返済額の変動・総返済額・リスク許容)

住宅ローン初心者の方にもわかりやすく、変動金利・当初固定金利(固定金利期間選択型)・全期間固定金利の三タイプを、返済の安定性・総返済額・リスク耐性の観点で比較します。

比較項目 変動金利 当初固定金利 全期間固定金利
返済額の安定性 金利が変動するため、返済額も変わりうる(5年ルールで上限あり) 固定期間中は安定、終了後は変動または再固定を選択 返済額は契約時から完済まで変わらないので非常に安定
総返済額 当初金利が低く抑えられれば総額を減らせる可能性あり 固定期間中は低金利、期間終了後の金利次第で総額が変化 金利は高め設定だが、将来の金利上昇リスクを回避し計画通り
金利上昇リスク・ルール 5年ルール・返済額上限125%ルールが適用されて急上昇リスク軽減 固定期間終了後にこれらのルールが適用されない場合があり注意 そもそも金利は変わらないのでリスクなし

まず、返済額の変動という点では、変動金利は半年ごとに金利見直しがあり、元利均等返済の場合は返済額が5年ごとに調整されます(「5年ルール」)、かつ返済額が前回額の125%を超えて上がらない上限ルール(「125%ルール」)も存在し、急激な負担増をある程度防ぎます 。

当初固定金利は、固定期間中は返済額が安定しますが、終了後に変動金利に移る場合、これらのルールが適用されず、返済額が急に増えるリスクがあります 。

全期間固定金利は完済まで金利・返済額が動かないため、安定性では最も高く、家計の計画が立てやすいですが、金利は他のタイプより高めに設定される傾向があります 。

総返済額の観点では、変動金利は金利が低い期間に借りた場合、有利になる可能性がありますが、金利が上昇すれば負担も大きくなるためリスクがあります 。

当初固定金利は、固定期間中に計画を立てやすく、全期間固定より金利が低めで総返済額が抑えやすい可能性がありますが、期間終了後の金利が高いと、逆に負担増になる可能性があります 。

全期間固定金利は、将来の金利上昇リスクを避けたい家庭や、返済額を確実に把握して安心したい方に最適です 。

初めての方に向けた金利タイプの選び方のヒント

住宅ローンをはじめて利用する方にとって、自分に合った金利タイプを選ぶことは大切です。ここでは、家計の余裕度や金利上昇への耐性、返済計画の立てやすさ、専門家への相談といった視点から、選び方のヒントを整理してご案内いたします。

まずはご自身の家計の余裕度と金利上昇に対する耐性から考えてみましょう。金利が低いうちに返済負担を抑えたい方は変動金利型が向いていますが、市場金利の上昇によって返済額が増える可能性があるため、返済額が増えても対応できる余裕があるかどうかが重要です。一方、返済額を一定にしたい、将来の負担増が不安な方には全期間固定型や固定期間選択型が安心です。変動金利型を選ぶ方が多い傾向にありますが、返済額の変動リスクをしっかり理解したうえで選びましょう(変動金利の特性や割合について)。

つぎに、学びやすさや返済計画の立てやすさという観点では、返済額が最初から最後まで変わらず、見通しを立てやすいタイプが初心者向けです。全期間固定金利型は返済額が変わらないため、家計計画を立てやすい安心感があります。また、固定期間選択型では、一定期間の安定を確保しつつ、その後の選択肢を残す柔軟性があるため、初めての方でも計画を立てやすい金利タイプです。

最後に、必要に応じて専門家に相談することもとても有効です。住宅ローンは長期間・高額な借入になるため、自分一人で決めてしまうと不安な点や見落としもあります。ファイナンシャルプランナーなど専門家に相談すれば、収入や生活費の見通し、将来のイベント(進学時期、ボーナスの見通しなど)に応じた金利タイプの提案を受けられます。特に初めての方こそ、安心して選べるようプロの意見を活用することをおすすめします。

視点選び方のヒントおすすめタイプ
家計の余裕・金利上昇への耐性 余裕があるなら低金利重視、余裕が少ないなら返済額安定重視 変動金利、または固定期間選択型・全期間固定型
返済計画のたてやすさ・安心感 返済額が一定で将来が予想しやすいものを選ぶ 全期間固定型、固定期間選択型
専門家相談による安心と選択 家計や将来に応じた個別のアドバイスを受ける ファイナンシャルプランナー相談+個別対応型金利タイプ

比較する際に注意したいポイントと準備しておきたいこと

住宅ローンの金利タイプを比較検討する際には、混同しないための配慮が重要です。まず、変動金利・当初固定金利・全期間固定金利と同じ金利タイプ同士で比較することにより、正確なコスト比較が可能になります。異なる金利タイプを混ぜて比較すると、金利の性質やリスクが異なるため判断を誤るおそれがあります。

また、複数の金融機関でシミュレーションを行う準備も大切です。インターネット上で借入額や返済期間を入力し、返済額や総返済額のシミュレーションを取得して比較することで、自分の条件に合った選択肢が見つかりやすくなります。

さらに、住宅ローンの借入前には、金利だけでなく「諸費用」にも目を向けておく必要があります。たとえば、金融機関によって大きく異なる「事務手数料」は、定額型と定率型があり、前者は一定の金額、後者は借入金額の数パーセントとなります【事務手数料の定額型・定率型についての説明】。また「保証料」は、保証会社に支払う費用で、一括前払い型や金利に上乗せするタイプがあり、総支払額に影響します【保証料の支払い方式と違いについて】。

以下の表に、主な諸費用項目とその特徴を整理しました。

項目 特徴
事務手数料 金融機関によって異なる。定額型(例:数万円~)または定率型(借入額の約1~2%)があります。
保証料 保証会社に支払う費用。一括前払い型または金利に上乗せするタイプがあり、返済総額に影響します。
登記・印紙・保険料など 印紙税や登記費用(登録免許税、司法書士報酬)、火災保険料など、借入時に必要な費用です。

こうした諸費用は金融機関や商品によって大きく異なるため、金利だけでなく、総支払額を比較する視点が不可欠です。複数の金融機関で同条件のシミュレーションを行い、「金利+諸費用」の合計額で比較する習慣をつけると、より適切な選択につながります。

まとめ

住宅ローンの金利には大きく分けて三つのタイプがあり、それぞれに特徴や選び方のポイントがあります。変動金利は金利が低めですが将来の変動リスクがあります。当初固定金利は一定期間の安心感があり、全期間固定金利は返済計画が立てやすいのが魅力です。金利タイプ選びでは、ご自身の家計状況や将来設計に目を向けることが大切です。比較するときは、同じ条件で比べることや費用面の確認も忘れずに行いましょう。(株)リクソラ住宅販売ではこういったお悩みを含めた資金計画相談会を開催しております。是非お問合せ下さい。

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