住宅ローン借り換えの手数料はどれくらい?費用の内訳と相場も解説の画像

住宅ローン借り換えの手数料はどれくらい?費用の内訳と相場も解説

ノウハウ

大江 健治

筆者 大江 健治

不動産キャリア20年

不動産歴25年、寝屋川市・枚方市を中心に京阪エリアで不動産売買業を営んでおります。
不動産売買取引件数1,500件以上で培った知識とノウハウで不動産の購入・売却・住宅ローン、どんなことでもお客様にとって
最善をご提案いたします。是非ご相談下さい。

住宅ローンの借り換えを考えたとき、「実際にどのくらいの手数料や費用がかかるのか」が気になりませんか。借り換えは金利だけでなく、さまざまな諸費用も含めて総合的に判断することが大切です。本記事では、住宅ローン借り換え時に発生する主な手数料や具体的な費用、費用を抑える工夫、総支払額を見極めるための準備と進め方まで、どなたにも分かりやすく解説いたします。まずは全体像からご覧ください。

住宅ローンの借り換えにかかる主な手数料と費用の全体像

住宅ローンを借り換える際には、多岐にわたる手数料や費用が発生します。まず代表的な費用として、印紙税、保証料、事務手数料があります。印紙税は契約書にかかる税金で、借入金額が 1,000 万円~5,000 万円の契約書では約 2 万円が一般的です。保証料は、債務が滞った際に保証会社が代位弁済するための費用で、金融機関によって「一括前払い方式」と「金利上乗せ方式」があり、金額は借入額の 0~2% 程度が目安です。事務手数料は、金融機関に支払う手続き費で、「定額型」は数万円~、「定率型」は借入額の約 2.2% 程度です。

そのほか、抵当権に関する費用や専門家への報酬も必要になります。抵当権の抹消や設定に伴う登録免許税は、不動産ごとに 1,000 円(例:土地と建物で 2,000 円)や借入額 × 0.4% がかかることが多いです。さらに、登記に伴う司法書士への報酬は、おおむね 5 万~10 万円が相場です。さらに、火災保険や地震保険、団体信用生命保険(団信)などの保険料も、場合によっては追加で発生しますが、多くの場合、団信費用は金利に含まれていることが多いです。

以上をまとめると、大まかな費用の目安は 30 万~100 万円程度となります。この範囲内であれば、借り換えに伴う負担感を検討者が直感的につかみやすくなります。

以下に、費用項目を整理した表を示します。

費用項目内容目安金額
印紙税契約書にかかる税金1万~2万円
保証料保証会社への費用借入額の0〜2%程度
事務手数料金融機関に支払う手続き費定額型:数万円/定率型:約借入額×2.2%
登記関連費用抵当権抹消・設定・司法書士報酬登録免許税:2,000円~借入額×0.4%、報酬:5万~10万円
保険料等火災保険、団信など数万円(特約により変動)

手数料・費用の具体的な内訳と相場を理解する

住宅ローンの借り換えにあたって、具体的な費用の内訳と相場を理解することは、検討段階での負担感を正しく把握するうえで重要です。

まず、印紙税は住宅ローン契約書に課される税金で、借入金額に応じて課税されます。たとえば、借入額が1,000万円超〜5,000万円以下の場合、契約書の印紙税は約2万円(電子契約の場合は課税されないケースあり)です。

次に、事務手数料には「定額型」と「定率型」の二つの方式があります。定額型はどの借入額でも一律で、一般的に3万円〜5万円程度、金融機関によっては10万円程度の場合もあります。一方、定率型は借入額の2.2%前後で設定されることが多く、たとえば借入額が2,000万円の場合は約44万円、3,000万円なら66万円程度となります。

さらに、保証料については、保証会社を利用する際に発生する費用で、借入額の約0%〜2%が相場です。支払い方式には、借入時に一括で支払う「外枠方式」や、金利に上乗せされる「内枠方式」などがあります。最近では保証料不要の金融機関も増えており、諸費用全体を抑えるポイントの一つです。

抵当権関連費用については、借り換えに伴い既存ローンの抵当権抹消および新たな設定の登記が必要です。抹消登記にかかる登録免許税は不動産1件ごとに1,000円、司法書士報酬は2万円前後が相場です。設定登記では登録免許税が借入額の0.4%、司法書士報酬は5万円〜10万円程度です。

以上を表に整理します:

費用項目内容目安
印紙税契約書にかかる税金約2万円
事務手数料定額型:一律/定率型:借入額の割合定額型:約3〜5万円/定率型:約借入額×2.2%
保証料保証会社利用のための費用借入額の0%〜2%(または金利上乗せ方式)
抵当権抹消費用抹消登記の登録免許税・司法書士報酬約1,000円+約2万円
抵当権設定費用設定登記の登録免許税・司法書士報酬借入額×0.4%+5〜10万円

このように、各費用項目には相場感がありますので、借り換えを検討する際には、これらを合計してトータルの負担をシミュレーションすることが大切です。

費用を抑えるための方法とその注意点

住宅ローンの借り換えに際して、できるだけ手数料や諸費用を抑えたい方に向けて、具体的な方法とその留意点をわかりやすくご紹介いたします。

まず、事務手数料の支払い方式には「定額型」と「定率型」があり、それぞれに特長があります。「定額型」は借入額に関わらず一定の金額で済むため、借入額が大きい場合には大幅にコストを削減できます。一例として、借入額3,000万円で定率2.2%だと66万円になるところ、定額5万円の場合は約61万円の差が生まれます。

ただし「定額型」は一般に金利が高めに設定されており、総返済額としてはかえって高くなる可能性があります。そのため、借入期間が長くなるほど、より慎重な比較が求められます。

次に「保証料内枠方式」についてです。保証料を借入時に一括で支払う「外枠方式」に比べ、保証料をローンに組み込んで返済する「内枠方式」は借り換え時の支払い負担を軽減できます。ただし長期的には金利に上乗せされるため、総返済額は増加しますので注意が必要です。

こうした工夫と併せて、複数の金融機関でシミュレーションをすることも重要です。事務手数料・保証料・金利・諸費用を含めた総支払額で比較することで、より正確にお得な選択ができます。

以下に、一部の方法と注意点を表にまとめました。

方法メリット注意点
定額型事務手数料借入額が大きいほどコストを抑えられる金利が高めに設定されることが多い
保証料内枠方式借り換え時の負担を軽減できる長期的には総返済額が増える可能性あり
複数金融機関での総額比較最も適切な条件を見つけやすい比較の手間がかかる

これらの方法を活用しながら、「借り換え前後の総支払額で判断する」という視点を常に忘れずに検討することが、賢い借り換えの第一歩となります。

総支払額で判断するための準備と進め方

住宅ローン借り換えを成功させるためには、諸費用も含めた「総支払額」で比較する必要があります。まず、借り換え前後の総返済額をシミュレーションすることが重要です。金融機関の公式サイトには、借入残高や金利、期間を入力して簡単に比較できる機能があり、例えば三井住友銀行や三菱UFJ銀行などが提供しています。こうしたシミュレーターを使うことで、毎月の返済額や総返済額の違いを明確に把握できます。

次に、諸費用を含めた比較を進める方法としては、金融機関のシミュレーション機能を活用するだけでなく、以下のような表を作成すると分かりやすいです。各種費用を整理し、条件の違いによる総支払額を比較してみましょう。

項目借り換え前借り換え後
事務手数料(定額・定率)○万円または×%
保証料○万円または金利上乗せ
抵当権設定・抹消費用等○万円

このように整理すると、借り換えによる利息軽減と諸費用増額を総合的に判断できます。

最後に、費用だけでなく「金利差」「返済期間」「住宅ローン控除の継続」などを総合的に考えることが大切です。特に控除を引き続き受けるためには、借り換え後の返済期間が10年以上であることが必要です。

まとめ

住宅ローンの借り換えでは、印紙税や保証料、事務手数料など多彩な費用が発生します。こうした費用は総額で三十万円から百万円程度となることもあり、事前にしっかり把握しておくことが求められます。費用を抑えるには、定額型か定率型かを比較したり、保証料や諸費用の支払方法を工夫することが大切です。最終的には借り換え前後の総返済額をシミュレーションし、総合的に判断することで納得のいく選択へと近づきます。不明点や心配なことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら

”ノウハウ”おすすめ記事

  • 住宅ローン借り換えはシミュレーションが鍵!方法と注意点もご紹介の画像

    住宅ローン借り換えはシミュレーションが鍵!方法と注意点もご紹介

    ノウハウ

  • 住宅ローンの借り換えを検討中ですか メリットやデメリットもわかりやすく解説の画像

    住宅ローンの借り換えを検討中ですか メリットやデメリットもわかりやすく解説

    ノウハウ

  • 住宅ローンの借り換えで失敗しない方法は?事例から学ぶ注意点を紹介の画像

    住宅ローンの借り換えで失敗しない方法は?事例から学ぶ注意点を紹介

    ノウハウ

  • 住宅ローンの審査は何を見られる?基準や押さえるポイントを解説の画像

    住宅ローンの審査は何を見られる?基準や押さえるポイントを解説

    ノウハウ

  • 住宅ローンの借り換えタイミングはいつが判断基準?自分に合う最適な時期を見極める方法をご紹介の画像

    住宅ローンの借り換えタイミングはいつが判断基準?自分に合う最適な時期を見極める方法をご紹介

    ノウハウ

  • 住宅ローンの必要書類は何がいる?一覧を見て準備の流れを確認の画像

    住宅ローンの必要書類は何がいる?一覧を見て準備の流れを確認

    ノウハウ

もっと見る